施餓鬼会 三年ぶり満堂でのお勤め

去る6月26日(日)、安養寺施餓鬼会(せがきえ)をお勤めいたしました。

ここ3年間、コロナ禍の中で安養寺の定期法要につきましては規模を縮小して開催してきました。
5月8日よりコロナウイルス感染症の位置付けがインフルエンザと同等の五類となりましたので、人数制限をすることなく開催いたしました。部内のお上人方6名、檀家さん約70名が集いともにお念仏の中でご回向することができました。

施餓鬼で回向したお塔婆について

施餓鬼会は「餓鬼」に「施す」と書きます。「餓鬼」とは「供養されていない死者」の事で、その「餓鬼」を皆さんと一緒に供物を供えお念仏の中で供養します。そのご功徳を皆さんの「ご先祖さま」に振り向けるのです。そのため法要中はお塔婆をご回向します。
安養寺では仏さま(亡くなられた方)がいらっしゃらないお檀家を除き、全てのお檀家の塔婆回向をしております。永代施餓鬼供養、年回(五十回忌から新盆まで)は故人の戒名をお書きし、それ以外の方には「〇〇家先祖代々」とお書きし法要中に一枚一枚回向いたします。当日参列された方はお持ち帰りいただき、欠席の方は世話人さんから後日お受け取りください。
なお、お塔婆は各家のお仏壇にお供えし、送り盆(8月16日)にお墓へお供えください。

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服部 祐淳